リア充とぼっちの対比

ヒロイン・雪ノ下とイケメン・葉山は小学校の同級生で、詳しくは作中では触れられていないのですが、葉山は「以前、阻害され孤立していた人(おそらく雪ノ下)がいた状況で、何も出来なかった」と独白しています。
雪ノ下はその美貌故、男子にモテにモて、そして女子に嫉妬され、幾度と無く上履きを隠されていた、と語っていました。
そうした状況で、葉山が雪ノ下を庇えば、只でさえ女子に嫌われている雪ノ下を尚更「なんじゃオリャ、イケメンに庇われやがって妬ましいんじゃコラ」的な反感に晒すことになります。
またリア充故に場の空気を崩すことを嫌い、またゲスな意味でも、場を崩してそのリーダー的・スクールカースト頂点という葉山自身の立場を失うのもまた痛いですし、結局「何も出来なかった」ということなのでしょう。